かつて東アジア世界で日本が日本として生きていくために活躍した、一人の偉大な政治家がいた。その名は足利義満。いま、日本の行く末が不透明になりつつあるなか、六百年前に「この国のかたち」を明確に構想し、周囲の雑音を一掃してその構想に向けて邁進したこの人物に、われわれは学ぶべきことが多い、と思う。とりわけ、彼の「東アジア性」をわたしは高く評価したい。―最新の歴史学の知見と朱子学研究の成果をもとに、気鋭の歴史学者が、逆臣・義満像をくつがえす。
(「BOOK」データベースより)
序章 消えた金閣
第1章 日本国王源道義
第2章 義満時代の東アジア情勢
第3章 ゆがんだ南北朝史
第4章 東アジア思想史上の義満王権
第5章 義満と仏教
第6章 義満への非難
終章 義満の面前にて
(「BOOK」データベースより)